死神女子高生!
本当に悲しそうなかすれた声に、何だかあたしの方が申し訳ない気がしてきた。

修ちゃんは多分、メリーさんに利用されただけなのではないか、と思うからだ。
でなければ彼がこんなミスを犯すはずがない。

「そんなに気にしないでよ、修ちゃん。あたしはかすり傷一つないんだし」

それに巻き込んだのはこっちの方なんだから。その言葉は心の中で呟くだけに留めておいた。

あたしがいなければ、メリーさんはあたしに修ちゃんの車をけしかけようとはしなかったはずだ。

「本当に平気か?平気なのか?」
「もう、くどいってば、血なんか出てる?」
「いや…」
「ほらね。それに、本当に申し訳ないと思うなら、あたしを学校まで乗せてってよ。それで許すから」

いたずらっぽく笑って言うと、修ちゃんは叱られたあとのこどものように力なく笑った。「ありがとな…」
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