結婚したくてなにが悪い?!

「どうして裕人の事?」
『やっぱり早坂さんなんだ?? あの野郎っ浮気しただけじゃなくて、別れた女に手あげるって、どんだけクズ男なの!? 許せない!』
「由美落ち着いて? ねぇどうして私の怪我の原因が祐人だって知ってるの?」
『あっそれそれ! 実はさ?』

由美は今日仕事が休みで、私の様子を見にアパートへ行ったと言う。 その時、私のアパートの表に祐人が居て、私の居所を教えろと詰め寄られたと話してくれた。

「えっ由美大丈夫!? 何かされなかった? 怪我してない?」
『うん大丈夫。 私は何もされて無いけど、居場所を教えろって凄くしつこくって… 携帯も着拒否してるでしょ? 昨日からアパートの前でずっと待ってたみたい。』

裕人の番号を携帯のアドレスから削除してから、一度酔っ払ってかかってきたことがある。面倒臭くてその時から着拒否していた。

裕人何やってるの…
もう私の前に現れないでって言ったのに!

『で、今どこに居るの?』

由美にどこと聞かれて、私はどうしたものかと大田さんをチラッと見た。すると大田さんは、食べ終わった食器を流しへ運び、寝室へと入っていた。多分気を使っての事だろう。

「うん…ちょっと知り合いの人のとこ…今日は自分のアパートに帰ろうと思ってるんだけど…」
『あっそれヤバイよ? 帰らない方が良いいって! その知り合いの人のとこに、まだ世話になっときな?』
「え?」
『早坂さんまだ諦めてないからね? 恭子が一人で居るとヤバイって!』

でも…
いつまでも大田さんに迷惑掛ける訳に行かないし

「由美のとこダメかな?」




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