強引部長の独占ジェラシー
耳元で甘い声を注がれて、かあっと顔が赤くなる。アルコールで上がった部長の体温がじんわりと私に伝わって来てパニックになった。
「ぶ、部長……と、とりあえず離れ……」
ましょう、と言う前に部長は「もう、寝る」なんて言い出して、私の首筋に顎を置いたままくてんと力を抜いた。
嘘……でしょう?
「部長、お願いですから寝ないで下さい!」
私の悲痛の叫びは届くことはなく、部長は私を包み込んだまますうっと寝息を立てた。
「どうしよう……」
ひとり、頑張って抜け出そうとしてみるも、部長の腕はビクともしなくて、アルコールの入った身体がさらにダルさを感じるだけだった。
もはや、どうすることも出来ない。
私はただ背中で部長の体温を感じていた。
部長の熱がじわじわと私を侵蝕してくると、猛烈な眠気に襲われる。
……ああ、もう。抜けられないならいっそのこと……。
だんだんと落ちてくるまぶたに抵抗することなく、身を委ねたらついに私も眠ってしまっていた。
ーー
ーーー。