強引部長の独占ジェラシー




それから4日後が経った金曜日。


「吉永さん、これ。午前中までにチェックお願い」

「はい」


「星光出版に連絡した?」

「今します」



本日オフィス内は慌ただしく動いているーー。


「川島さん、これ今日の昼までにお願い」

「あ、はい」


なぜなら今日は半年に1度行われる会社の飲み会があるからだ。そのため、周りはなんとしてでも時間通り仕事を終わらせようと計画を立てて動いている。


私も今日の仕事内容であれば時間通り上がれるはずだった。

仕事用の携帯に1件の連絡が入るまでは。


『本日の21時までにどうしてもデザイン案を再構成を提出して欲しいんです』

『……分かりました』


急きょ入ったのはかなり厄介な仕事だった。

提出締め切りは1週間後だったはずなのに、取引先と手違いがあり今日中に終わらせて欲しいというもの。


今日中って……1日半は普通にかかる仕事なのに……。

飲み会は遅れて行くことになりそうだ。
まぁ元々、呑みの場はあまり好きじゃないからいいんだけど。

見ている側としては楽しいけれど、なぜか酔っ払いに目を付けられやすく、もっと飲めと煽られたり上司に絡まれたりと、散々な目に遭った記憶しかない。


でも今回は部長もいるんだよね?

前回はお得意先が開いた立食パーティに参加しないと行けないとかで、不参加だったけど今回は部長が来るということで、広報部の女性がさっそく朝から気合いを入れていたのを見てきたばかりだ。



< 75 / 186 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop