課長は私の憧れ

仕事もキリのいい所で片付いたお陰で今日は残業せずに帰ることか出来そうだ。

定時を知らせるチャイムがなった

「お先に失礼しまーす。お疲れ様でした」

『おぉーお疲れ様』

私は、軽くショッピングでもしようと家から近い最寄り駅の駅ビルへと立ち寄った

本当は、駅ビルで夕飯を済ませようとしていたが急に気が変わり惣菜だけを地下で買い込みアパートへと帰ることにした

駅からは徒歩10分程度で着く、築10年2階建てのアパートが私の住まい

実家は、千葉だが通勤に片道1時間ぐらいかかることが入社してから分かり、やむなくアパートを借りることにした

「ただいま~」

そう声をかけても、当たり前だが返事は無い

テレビを付け、着替え、お風呂を沸かし、買ってきた惣菜をおつまみにしながら缶チューハイを飲んだ

誰もいないこの空間に最初は寂しさを感じていたが最近は慣れたようで1人でも寂しさを感じることは少ない
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