課長は私の憧れ

私と課長は、駅ビルへと向かった

『そーいえば、二次会の件そろそろ準備しないとな』

「そうですね。出席者リストとか貰わなきゃ席の配置も決められないですし。小中さんに連絡しときますね」

『あぁ、頼むよ
もう、昼か。どっかで食事でもどうだ?』

「いえ、私は大丈夫ですから」

課長と2人でご飯なんて何度も行ってるし…と思いそう言った

『そんなこと言わないで、行くぞ』

強引に連れてかれたお店は、駅ビル内の和食屋だった

課長は、豚生姜焼きランチを
私は、天ぷらランチを頼んだ

会計で自分の分を出すと言ったら課長は受け取らない

『そんな大した金額じゃないから
違うことに使え』

そう課長は私に言った

『来週辺りまた打ち合わせしようかと思うんだが…』

「わかりました。小中さん達にも聞いてみますね」

『いや、来週は倉持と2人での打ち合わせだ』

「私とですか?」

『あぁ、あの2人の心にずっと残る二次会にしてやりたくてな』

「わかりました。時間は明日報告でも?」

『構わないさ』
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