守りたい、不器用な人。~貴方と始める最後の恋~
「か、カワウソ……」
「ちょっ……慰めはいいですから……」
あからさまなお世辞は流石に傷つく。
寝起きの顔が可愛い訳がない。
落ち込んでいれば山瀬さんは否定する様に暴れていた。
その甲斐あって寝袋から出る事が成功したのか慌てて私に駆け寄ってくる。
「慰めでもお世辞でもありません! 本当に……か、かわ……可愛くて……。
自然体なミサキさんが見られて凄く嬉しいです……」
ほんのりと顔を紅めて。
それでも最後まで言い切ってくれた。
「……そ、そんな……。でも……ありがとうございます」
山瀬さんの優しさだって分かっている。
でもそんな真っ直ぐな目で言われたら……。
何も言えなくなってしまう。
僅かに視線を逸らしていれば、山瀬さんも照れ臭そうに頭を掻いていた。
「ちょっ……慰めはいいですから……」
あからさまなお世辞は流石に傷つく。
寝起きの顔が可愛い訳がない。
落ち込んでいれば山瀬さんは否定する様に暴れていた。
その甲斐あって寝袋から出る事が成功したのか慌てて私に駆け寄ってくる。
「慰めでもお世辞でもありません! 本当に……か、かわ……可愛くて……。
自然体なミサキさんが見られて凄く嬉しいです……」
ほんのりと顔を紅めて。
それでも最後まで言い切ってくれた。
「……そ、そんな……。でも……ありがとうございます」
山瀬さんの優しさだって分かっている。
でもそんな真っ直ぐな目で言われたら……。
何も言えなくなってしまう。
僅かに視線を逸らしていれば、山瀬さんも照れ臭そうに頭を掻いていた。