守りたい、不器用な人。~貴方と始める最後の恋~
***
顔を洗い終わり山瀬さんと2人でリビングへと向かえば大将がキッチンに立っていた。
「あー……今日は大将が料理担当だ……」
「どうしたんですか? げっそりした顔して……」
心配そうに顔を覗いてくる山瀬さんに苦笑いを浮かべてキッチンにいる大将の背中を見つめる。
朝ご飯を作っている様だが、それにしては異様な香りが漂って来ていた。
「……大将って……料理下手なんですよ……」
「え? でも……」
山瀬さんが首を傾げるのは当然だ。
だって、店ではお寿司は勿論、汁物だって副菜だっておつまみだって完璧に作っているから。
だが……。
「店で出す様な物以外は全く作れないんです。それどころか……破壊的ですよあれは。
……山瀬さん……気を付けてくださいね」
「……え……?」
軽く山瀬さんの肩を叩きテーブルへと向かう。
席に座れば戸惑った様に私の後ろを着いてくる山瀬さん。
私の隣の席に腰を掛けていた。
顔を洗い終わり山瀬さんと2人でリビングへと向かえば大将がキッチンに立っていた。
「あー……今日は大将が料理担当だ……」
「どうしたんですか? げっそりした顔して……」
心配そうに顔を覗いてくる山瀬さんに苦笑いを浮かべてキッチンにいる大将の背中を見つめる。
朝ご飯を作っている様だが、それにしては異様な香りが漂って来ていた。
「……大将って……料理下手なんですよ……」
「え? でも……」
山瀬さんが首を傾げるのは当然だ。
だって、店ではお寿司は勿論、汁物だって副菜だっておつまみだって完璧に作っているから。
だが……。
「店で出す様な物以外は全く作れないんです。それどころか……破壊的ですよあれは。
……山瀬さん……気を付けてくださいね」
「……え……?」
軽く山瀬さんの肩を叩きテーブルへと向かう。
席に座れば戸惑った様に私の後ろを着いてくる山瀬さん。
私の隣の席に腰を掛けていた。