守りたい、不器用な人。~貴方と始める最後の恋~
「本当に何もないな~運ぶの楽そうだな」
部屋に入ってきたのは満面な笑みの大将で、その後ろを山瀨さんがちょこちょこと追いかけている。
まるで飼い主とペットのようで思わず笑いそうになってしまう。
「ミサキさん?」
大将の後ろから顔を出す山瀬さんを見た瞬間、耐えきれずに吹き出してしまう。
「え!? 何で笑うんですか!?」
ショックを受けたような顔をしながら私に近づくと縋るような目で見られる。
それが可愛すぎてどうにかなりそうだ。
私より遙かに身長が高いはずなのに、それを微塵も感じさせない弱々しさに顔が熱くなっていく。
「お前らなー……いちゃつくのは後にしろよ?」
「い、いちゃっ……」
許容範囲を超えたのか山瀨さんは顔を真っ赤にしながらその場で固まっていた。
きっと私も負けないくらい真っ赤になっていると思う。
部屋に入ってきたのは満面な笑みの大将で、その後ろを山瀨さんがちょこちょこと追いかけている。
まるで飼い主とペットのようで思わず笑いそうになってしまう。
「ミサキさん?」
大将の後ろから顔を出す山瀬さんを見た瞬間、耐えきれずに吹き出してしまう。
「え!? 何で笑うんですか!?」
ショックを受けたような顔をしながら私に近づくと縋るような目で見られる。
それが可愛すぎてどうにかなりそうだ。
私より遙かに身長が高いはずなのに、それを微塵も感じさせない弱々しさに顔が熱くなっていく。
「お前らなー……いちゃつくのは後にしろよ?」
「い、いちゃっ……」
許容範囲を超えたのか山瀨さんは顔を真っ赤にしながらその場で固まっていた。
きっと私も負けないくらい真っ赤になっていると思う。