守りたい、不器用な人。~貴方と始める最後の恋~
「ったく……やっと素直になったなアイツ……」
「た、大将……?」
「まあアイツらしいじゃねぇか! 堂々と宣言するなんてよ! しかも山瀨の前で」
思わず山瀨さんに顔を向けるが俯いていた為表情は見えなかった。
彼に話しかけようとしたが何故か出来なくてそのまま口を閉じる。
「ま、俺はどっちかに肩入れするつもりはないからな!
俺の大事な弟子たちだ、男らしく真っ向勝負しろよ!」
なんとまあ、無責任な言葉を放ちながら大将もまた自室へと戻っていく。
微妙な空気がその場に流れ、私は口を開くことが出来なかった。
黙り込んでいれば急に腕を引かれる。
「や……山瀨さ……」
「……」
言葉を飲み込んだのは山瀨さんの瞳があまりにも真っ直ぐだったから。
「た、大将……?」
「まあアイツらしいじゃねぇか! 堂々と宣言するなんてよ! しかも山瀨の前で」
思わず山瀨さんに顔を向けるが俯いていた為表情は見えなかった。
彼に話しかけようとしたが何故か出来なくてそのまま口を閉じる。
「ま、俺はどっちかに肩入れするつもりはないからな!
俺の大事な弟子たちだ、男らしく真っ向勝負しろよ!」
なんとまあ、無責任な言葉を放ちながら大将もまた自室へと戻っていく。
微妙な空気がその場に流れ、私は口を開くことが出来なかった。
黙り込んでいれば急に腕を引かれる。
「や……山瀨さ……」
「……」
言葉を飲み込んだのは山瀨さんの瞳があまりにも真っ直ぐだったから。