守りたい、不器用な人。~貴方と始める最後の恋~
***
「拓海先輩……? 何処に行くんですか?」
「何処って、デートだろう」
「へ!?」
「いいから早く来いよ」
ホテルを出た私たちは街中を歩き回っていた。
昨日とは打って変わった気持ちの良い天気。
外を歩くには打って付けの気温。
繋がれたままの手から感じる温もりは懐かしい。
まるであの頃に戻ったようだった。
「相変わらず強引ですね」
「好きだろう?」
「……」
「そんな冷ややかな目で見るな」
2人で笑い合って歩く。
そんな当たり前のことがやけに嬉しかった。
「拓海先輩……? 何処に行くんですか?」
「何処って、デートだろう」
「へ!?」
「いいから早く来いよ」
ホテルを出た私たちは街中を歩き回っていた。
昨日とは打って変わった気持ちの良い天気。
外を歩くには打って付けの気温。
繋がれたままの手から感じる温もりは懐かしい。
まるであの頃に戻ったようだった。
「相変わらず強引ですね」
「好きだろう?」
「……」
「そんな冷ややかな目で見るな」
2人で笑い合って歩く。
そんな当たり前のことがやけに嬉しかった。