本日も晴天
「き、きみって何部?」

彼を目の前にしてとっさに出た言葉がこれだった。

きゅっと眉間にしわ寄せたかと思うと、ふっと優しい笑顔を向けて彼は答えた。

「陸部!たったの4人しかいない部活だけどね」

妙に大人びた声が印象的だった。

「キミは、制服でいるところを見ると部活にはいってないのかい?」

彼の問いかけにたいして、僕は素直にうなづいた。
< 29 / 45 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop