俺様社長の溺愛宣言
俺は、満里奈を心から愛してる。満里奈をこの手で、幸せにしたいと思う。


満里奈の幸せを一番に願い叶えたい。

「…荷物を取りに行こう。満里奈が準備をしている間に、俺は、お兄さんに連絡を入れるから」

「…はい…ごめんなさい…私のワガママなのに、聞いてもらって」

うつむき加減でそう言った満里奈の頭を撫でると、微笑んだ。

「…こんなのは、ワガママに入らない。満里奈はもっと『我がまま』になればいい」

その言葉に、満里奈は一瞬目を見開いて、次の瞬間には少し笑みを浮かべた。

「…さぁ、準備をしておいで」
「…はい」

満里奈と共に部屋まで上がると、俺は、満里奈が準備をしている間に、一馬に連絡を入れた。

…俺の言葉に、一馬が反論してくると、覚悟を決めていたのに、反論するどころか、わかったと簡単な返事だけで、電話を切ってしまった。


「…お待たせしました。…あの、お兄ちゃんはなんて?」

「…快く承諾してくれたよ」

俺の言葉に、満里奈は安堵の溜め息をついた。

「…帰ろう…俺達の家に」

俺の言葉に、満里奈は涙目ではにかんだ。
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