自殺取り扱い説明書


「遺書?遺書…か…。」

さっそく深雪からため息がこぼれた。


「どうなさいました?」



「なんだか、改まって書くとなると、なぜ自殺しようとしたのかわからなくなってくるわね。」

「そうですか。いやいや、よかった。生きたい希望があるうちに出会えて。
これで自殺なさっていたら、魂が現世を彷徨い深雪様も困る、私共も仕事が増えるでいいことがありませんからね!」


失礼な言い方のクロだが、言っていることは間違いではない。


「ねえ、クロ。」

「はい?」

「私の自殺を止めようとはしないの?」
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