killer×love
今度は、レンガ通りからちょうちん横丁に足を踏み入れた。

ここは着物や駄菓子など、日本らしい物が色々と売られていた。


「さすが日本」


ザワザワとしている空間の中、私は小さく言った。

誰にも聞こえるはずないだろうと思い、先程の場所へ戻ろうと後ろを振り返った時、目の前に50歳ほどの年寄りがニコリとして立っていた。

あまりにも急なことで、思わず「わぁッ!」と大声を出してしまった。

大声ということで、周りの人達は私に注目し始めている。


は、恥ずかしい...。


「はは、すまんすまん。驚かしちゃったかね?」


「あ、いえ。こちらこそ驚いてすみません」


お互い軽く頭を下げながら謝る。

「それにしても」と年寄りのおばあさんは何かを話しだそうと口を開いた。


「アンタ外国の人だろう?」


「あ、えぇ。アメリカから」


「ほほぉ〜。アメリカからねぇ」


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