killer×love
数秒後、ハルスのスマホがプルルッと音を鳴らした。

さっきとは違いシャキンと彼は素早く動き始め、スマホを手にする。

画面を見るなり険しい顔つきになった。

しかし、すぐに真面目な顔付きへと変わり「もしもし」と電話をし始める。


見た感じでわかる、仕事のことだろう。

私もきっとあんな感じなのだろうな。


ベッドにあったクッションを抱きしめて、何も考えないようにした。


「はい。

わかりました、すぐに向かいます。

では」


ピッ


電話を切ると、ハルスは私の方を向き「すまん。行ってくる」と言った。

全然良いと合図するように、指で丸を作り「OK」と答える。


「明日ここまで車で迎えに行く」


「ん、了解」


「暗殺の資料絶対に読めよ」


「もう、2回も言わなくていいよ。

わかったわかったって」


去っていく彼の背中をただ見届けて、それから天井へ目を移した。

そして、小さく「暗殺...か」と呟き、その言葉は無かったかのように空間で消えていく。
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