お姫様とお嬢様
次の日に七瀬舜太として学校に行った。



「今日からこの学校に通う事になりました七瀬舜太です。」

「皆仲良くするように～。じゃあ七瀬はあそこの空いてる席に座って。」

「はい。」



前に樋山として座ってた俺の席。



予想的中、早速愛芽からメールが届いた。



『何で舜太がいるの!!』

『愛芽が電話シカトしてっから。って事で今日からヨロ。』



こんなバカげたやり方に付き合ってくれるのはこの学園長くらいだ。



クラスの男子何人かから熱い視線を飛ばされてるけど気にしないでホームルームを終えた。



「七瀬君って留学してたの～!?」

「まぁ…。ってかちょっとごめん。」



うるせぇんだよ女って。



それよりも俺は今非常に腹が立ってんだ。



「あいつらの事はマジごめん…。乃彩がキレたのはまた別だけど…。つーかマジ俺が悪かった。」

「大河が謝るんじゃなくてあいつらが謝れって感じなんだけど。」



吉岡と喋ってんじゃねぇよ。



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