お姫様とお嬢様
『小百合さんは魔法使いナンシーに似てますね。そこから適当に幅を広げちゃいな。』



台詞!?



言えと!?



「小百合さんは…魔法使いナンシーに似てらっしゃる…。」

「何ですかそれ…。」

「最近発売されたアニメです。ナンシーがオレンジ王国からやって来るとこから始まるんですけどね?」

「いえ!!結構です…。」



兄貴、何とか行けそうだ。



マジであんた神だよ。



「メイドカフェとか…行った事あるんでしょうか…。」

「全盛期の時は常連でしたよ。家にいる使用人とも一味違ったメイドさんに萌えました。」

「や、やっぱり…コスプ…レとかに…興味あります?」

「イイですよね!!小百合さんはきっと未来戦士プラネットのピンクが似合う!!」

「何か…体調が優れないので…本日は誠に申し訳ないんですがお先に失礼してもよろしいでしょうか…。」

「大丈夫ですか!?お水を!!」

「いえっ!!結構です…。それでは失礼しますっ!!」



助かったぞ兄貴~!!



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