お姫様とお嬢様
何やら2、3日前に一緒に仕事したモデルが風邪をひいてたらしい。



移ったんじゃん…。



それからヒマ過ぎるので寧音さんの手伝いで双子のメシを作った。



「舜太いない…。帰ったの?」

「大丈夫?舜太ならそこにいるけど…。」

「舜太…。」



赤い顔してフラついてる愛芽が起きてきた。



目が虚ろだぞ…。



「すげぇ熱いぞ!!」

「愛芽が死んでも誰とも結婚しないでね…。」

「だったら薬飲んで治せ!!」

「やだぁ~…。」



ってか倒れそうだぞ…。



もうムリ。



飲ませる。



「寧音さん、薬。」

「はい、頑張れ舜太!!」



さすがに寧音さんの前では出来ない…。



部屋に連れて来てベッドに座らせた。



「別れたいなら別れてやる。でも薬飲んでからな!!」

「ヤダ!!飲まない!!」



口に含んだ薬と水。



暴れる愛芽の上に乗っかった。



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