お姫様とお嬢様
散々シクシク泣いた後に眠った愛芽…。



確実にさっきより熱い…。



「愛芽起きてる?」



寧音さんが顔を出した。



この状態気まずいかも…。



「今寝たとこ…。」

「そ。じゃああたしリビングいるから。」



寧音さん気にしねぇし…。



ベッドから出て寧音さんがいるリビングに行った。



「薬飲ませられた?」

「ダメ…。口の中に入れたら泣かれた…。」

「舜太でもムリか…。だからあの子の風邪は長引くんだよぉ~…。コーヒーでも飲む?」

「うん。」



寧音さんとコーヒーを飲んだりテレビを見て時間を潰した。



乃彩チャンが帰って来たと思えばこっちもダルそう…。



「乃彩も?」

「もって…。愛芽もなの?」

「うん…。あんたは聞き分けイイのに何で愛芽はあんなに頑固なんだろ…。薬飲んで寝なさい。」

「うん…。」



それで仕事して来たなんてすげぇな乃彩チャン…。



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