お姫様とお嬢様
こんな年下相手に何してんだろ…。



「何かあったの!?」

「乃彩には関係ないよ。ってかごめんね。じゃあ愛芽今から舜太んとこ行くから。」



何必死になってんの…。



いつもみたいに余裕かましてワガママ言ってりゃイイんだよね…。



愛芽は何でこんなに焦ってるの…。



舜太のオフィスに着いて副社長室に入った。



デスクのとこに亡霊がいる…。



「舜…太?」

「愛芽だ愛芽…。」



ふふふっと笑った舜太にゾクッとした…。



何これ…。



「寝てないの!?」

「ん~まだやらなきゃ行けない事が…。愛芽が行くのいつだっけ…。」

「明日…。」

「明日!?ダメだ…。こんな事してらんねぇ…。」



スッと立ってフラフラ歩いてきた舜太は愛芽に寄り掛かって来た。



眠そう…。



「あっ、風呂入ってね…。」

「ヒゲが生えてるよ…。」

「だって俺男だもん。」



小汚い…。



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