お姫様とお嬢様
舜太って愛芽の事好きなんだね…。



「ちょっと緩い?」

「うん…。」

「細過ぎ。力入れたら折れそうだな。」

「そんなにヤワじゃないもん…。」

「知ってる。」

「ありがと…ね?」



愛芽がお礼を言うとニコッと笑った舜太が愛芽を引き寄せてキスした。



何か照れる~…。



「愛芽、俺はお前んだろ?好きにしてイイけど?」

「珍しく受け身じゃん…。」

「たまにはな?」



何だか甘い舜太。



そんな舜太にさっきまで怒ってた事なんか忘れそう…。



「勿体ねぇからこのまま…。」

「愛芽眠い…。ってか寝る…。」

「は!?おい!!お前ふざけてんの!?」

「限…界……。」

「愛芽!?愛芽~!!」



舜太の声が聞こえた。



何だかそれが幸せ。



愛芽には遠距離なんてムリかも…。



ズットこの腕の中にいたいと思った。



「舜太…好き…。」

「起きろ~!!」



大好き。



誰にもあ~げない!!



< 653 / 763 >

この作品をシェア

pagetop