お姫様とお嬢様
久し振りに暴れたなぁ~…。



「おいデカいの。制服出せ。」

「くそっ…。」



デカイのが制服を出して来た。



ブレザーには『天道乃彩』の刺繍。



これ、俺の私物にしたい…。



「ナツ。」

「乃彩!!これ制服!!」

「何してんの?ケガしたら仕事になんないよね?」

「えっ…。」

「あたしのためにしてくれたのは嬉しいけどさ、一人で突っ走り過ぎ。」



何だか乃彩が怖い…。



これがまさかキレてる乃彩?



リングの上に上がった乃彩…。



「ねぇ君、あたしの制服で何した?」

「えっ!?あ、何も…。鑑賞用に…。」

「迷惑かけてくれてありがとね!!」



座ってたデカイ1年生の顔を躊躇なく思い切り蹴り飛ばした…。



乃彩?



「ナツ、楽しい事しよっか。」

「乃彩っ!?」

「仕事の事考えなさいよ!!勝手にこんな事して…。ファンが増えちゃったでしょ!!」



乃彩の強烈なボディブロー…。



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