お姫様とお嬢様
始まった試合。



隼人さんと比べると相当遅いパンチ…。



子供相手にしてるみたいだ…。



「お前、それ本気?」



あの人に練習頼んだ事を心から感謝した。



コイツが乃彩の制服をっ!!



「ぐはっ!!」



体格がイイだけで動きは鈍いし。



余裕!!



そう思ったのに腕に激痛が走った…。



「蹴りナシだろ!!」

「俺の専門は柔道だからな。ボクシングのルールなんて知らん!!」



めちゃくちゃ卑怯…。



これじゃキックボクシング…。



だったら負ける気がしない。



「ぶっ殺す。」



もうほぼケンカ。



だったら負けない。



「ナツ君終わり!!」

「えっ!?」

「殺す気!?」

「あははっ!!無意識だった…。」

「元ヤンってマジだったんだ…。」



俺、圧勝~!!



何だか最高に気分がよかった。



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