最恐生徒会長は幼馴染!




「?星羅。大丈夫か?」

「うん。大丈夫。ちゃんと連絡したしね。」

「そうか。では、入ろう。」




な、なにこれ。

大の大人がほとんどのびてんじゃん。

全部冬馬がやったの?

相手は凄腕のやくざとかSPのはず。



「と、冬馬君。なんで?なんでこんなことするの。」

「は?何言ってんの?早くその口閉じてくんない?」

「冬馬君・・・。エイッ」


チュッ


「な!」



あいつ、今冬馬にキスした?

やばいよ。冬馬がキレる。



「できた?」

「へい。あの女のスマホに今の写真を送りました。」


な、なんてことを。

ふざけんな。美琴はまだ冬馬への気持ちを自覚してないのに。


「お嬢!いきましょガハッ!」

「た、隆。」


「そんなに美琴を傷つけたいのかよ!!」


「そんな目で見ないでよ。私は絶対にあの女より優秀な副会長になれるんだよ?」

「お金だっていくらでも出せるし、やくざだって動かせる。」


こいつ、くさってる。
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