高貴なる社長のストレートすぎる恋愛に辟易しています。
二人とも無言のまま、ただ唇を重ね、舌を絡めあう。

ぞくぞくとした自分には出せない刺激が体をかけめぐる。

互いの洋服を脱がせあい、藤崎社長の肌のぬくもりに触れる。

「今度はいろんな場所へ跡がつけられますね」

と、首筋から鎖骨にかけて丁寧にくちづけをしていく。

二つの盛り上がった部分はデリケートにしてほしいのに、とくに念入りに攻撃してきた。

二人とも息をころしながら、互いの肌の感触を確かめる。

芯の部分に触れられたとき、はじめて藤崎社長にされたことを思い返す。

指先で何度もとかされた日々を重ねてきて、また同じことの繰り返しなのかと思っても、あのときと同じ感覚が蘇り、こわばる体からびくつかせながら体をもだえさせる。

「これで……一つになりますね」

荒く息をしながら、藤崎社長はわたしに侵入してくる。ゆっくりと探るように。

こたえるように口から甘い声があふれると、今度は勢いをつけて身体中に刻みつけられた。

振り回されるんじゃないかというぐらいにぎゅっと広い背中に手をまわす。

声にならない声をあげながら、藤崎社長に喜びを身体中で表現する。

大きな声をあげそうになったとき、藤崎社長から唇を覆い、つながったまま、理性を壊された。

「ずっとこの手は離しませんからね」

汗ばんでいるのにもかかわらず、夢見ごごちに横になりながら、藤崎社長の手はわたしの手を握ったまま離そうとはしなかった。
< 121 / 122 >

この作品をシェア

pagetop