王子様たちのシンデレラ(仮)
「いただきます」



常識足りないな、って思ってすぐの礼儀正しい挨拶……腹立つ……!!



「なに、なんか文句あんの」




ぷっちーん




「あのさあ晴仁くん!?さっきからきいてりゃ好き放題……先輩に向かってその態度はないんじゃないの!?」




「へえ、あんた先輩だったんだ」




む・か・つ・く!!!




「もっかい言ってみろクソガキぃぃ!!」




あたしががたっと立ち上がると、さすがにやばいと思ったのか後ろから陽太にホールドされた。




「離しなさいよ!あたしはこいつが気に入らないの!!」




陽太に力で勝てるとは思ってないよあたしは!そこまでバカじゃないし!!




「彩羽ちゃん、落ち着いて」




「あははは!!彩羽ちゃんうけるー!インパクト強すぎる!!あはは!」




「大人げねえなこの高校生。つーかJKに見えねえな」




さりげない失礼発言をあたしは聞き逃さず、楓先輩をにらんだ。




「あ、さーせん」



ニヤッと笑う楓先輩と目があい、あたしはハッと正気に戻る。




「……~っ!もういいです!」




よりによってクラスメイトに……みんなのアイドルである生徒会全員に見られた!!




「顔あっか」




陽太に後ろから顔を覗き込まれ、あたしはさっと陽太の手を振りほどき席に着いた。




同居開始から30分程で、必死に隠そうとしてた素顔がばれました。
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