恋の契約は永遠に
次の日、お昼にマンションを出て美沙と一緒に買い物をし、美沙の彼が近くに居るから一緒にランチをする事になった。
美沙の彼とは会うの初めてで、少し緊張したけど凄く感じのいい彼だった。
写メで見せて貰った時に凄く綺麗な顔立ちで爽やかそうな感じだったけど、実物は一郎と同じくらい背も高くて、年齢も同じ事が分かった。
「麻耶ちゃんの彼はどんな人なの?」
私が答えようとしたら美沙が答えた。
「凄くイケメンで、麻耶を溺愛してるの」
「ちょ、美沙……」
「麻耶ちゃん顔真っ赤になってるよ。写メとかないの?」
「写メですか?写メは確か一枚だけあります」
そう言って美沙の彼に写メを見せた。
彼は写メをまじまじと見て、一郎のフルネームとか聞いてきて“なるほど”なんて言っていた。
「彼なら麻耶ちゃんを確かに溺愛しそうだね。良かったね麻耶ちゃん」
「あ、ありがとうございます」
写メ見せただけなのに自信満々に言われたら、そうなのかな?なんて思ってしまう。
食事をした後に美沙の彼が車でマンションまで送ってくれて、二人にお礼を言って別れた。