恋の契約は永遠に



そしたらその日の夜にアイツからあんなラインが来るなんて……。


GARDENの社長で俺の従兄弟の悠一(ゆういち)の隣で笑顔で笑う麻耶との写メ付きだった。


『今、麻耶ちゃんと居酒屋きてる。麻耶ちゃんって本当に可愛くて、真面目でしっかりした子だよね?何だか俺、惚れてしまいそうだわ(笑)』


何が惚れてしまいそうだ?最後の(笑)はなんだ!!


俺はいてもたってもいられなくて、気がつけば麻耶のマンションに来ていた。


中々麻耶は戻らないし、まさか悠一を好きになったとかないよな?とかもう気持ちを抑えきれなくなってた時に、俺の気持ちを知らない麻耶が帰ってきた。


感情的になってしまって、大きな声を出してしまった事に麻耶も驚いていたが、俺は落ち着いてはいられなかったのに、麻耶が俺を部屋に入れてくれて何だか急に落ち着いて、部屋に入れてくれたって事はもしかしてまだ脈はあるのか?とかさっきまで感情的になってた自分が大人気なくて恥ずかしくなった。



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