恋の契約は永遠に



他愛ない会話をしていると、麻耶の親友の美沙ちゃんが俺に挨拶をしたいみたいで麻耶と電話を代わった。


『もしもし、初めまして。親友の美沙と申します。この度は素敵なマンションへ招待していただき、ありがとうございます』


『初めまして、麻耶とお付き合いさせて頂いてる古賀です。今日は麻耶と一緒に居てくださりありがとうございます。一人で寂しいんじゃないかと心配していたので』


『誘ったのは私の方なので、こちらこそ突然で迷惑じゃなかったですか?』


『僕は美沙ちゃんが来てくれてありがたいです』


『あの、一つお聞きしていいですか?』


『はい?』


『麻耶、凄く不安に思っています。付き合ったその日にあんな事になってしまったけど、一緒に寝ていてもそうゆう事がなくて、女としての魅力ないのかなって』


美沙ちゃんの言葉を聞いてビックリした。
そんなつもりはないし、寧ろ我慢していたんだけどな。


『そうですか。実は恥ずかしい話、その日のうちにあんな事があって、麻耶を大事にしたいのに軽い男って思われたんじゃないかと』


『やっぱりそうでしたか!麻耶から話を聞いただけで大事にされてるんだなってのが伝わりましたから、その言葉を聞いて安心しました。古賀さん、今私が言った事は麻耶には内緒ですよ?これからも麻耶を宜しくお願いします』


『任せて下さい、麻耶を必ず幸せにしますから』


『今麻耶は洗い物してますのでまた連絡してあげて下さい。それでは失礼します』


美沙ちゃんと電話を切って俺はシャワーを浴びた。



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