ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
まぁ、俺達は一緒に仕事をしているし、他の連中に比べて過ごす時間は格段に長い。
小陽は俺の妻としての自覚を持ち、薬指にマリッジリングを嵌めている。
全部、俺のモノになってしまえば・・・このモヤッとしたキモチを抱かずに済むのになぁー。
俺は眼鏡越しに小陽を見る。
「どうされました?副社長」
「んっ?」
小陽は俺の視線に敏感に反応し、俺に目を向けた。
「あ・・・いや・・・コーヒーのおかわり頼もうかと」
「承知しました」
小陽は席を立って足早にデスクに歩み寄り、デスクのカップソーサーに手を伸ばした。
甘い花のような匂いを漂わせる小陽。
「お前は俺のモノだよな」
「入籍はまだしていませんけど、私は拓真さんの妻ですよ」
小陽は優しく微笑みながら返すとカップソーサーを持って給湯室に消えて行った。
小陽は俺の妻としての自覚を持ち、薬指にマリッジリングを嵌めている。
全部、俺のモノになってしまえば・・・このモヤッとしたキモチを抱かずに済むのになぁー。
俺は眼鏡越しに小陽を見る。
「どうされました?副社長」
「んっ?」
小陽は俺の視線に敏感に反応し、俺に目を向けた。
「あ・・・いや・・・コーヒーのおかわり頼もうかと」
「承知しました」
小陽は席を立って足早にデスクに歩み寄り、デスクのカップソーサーに手を伸ばした。
甘い花のような匂いを漂わせる小陽。
「お前は俺のモノだよな」
「入籍はまだしていませんけど、私は拓真さんの妻ですよ」
小陽は優しく微笑みながら返すとカップソーサーを持って給湯室に消えて行った。