ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
「そうだ…俺…トランクの中に洗濯物入れっぱなしだ・・・」


「私が取り出して、キチンと洗濯しておきました」


「そうか・・・ありがとう・・・」


俺が何も言わなくてもテキパキと主婦業をこなす小陽。

その甲斐甲斐しさが何だか愛しい。


「浴槽にお湯張りますか?」


「今晩はシャワーで済ます」

俺が服を脱ぎ始めると小陽が慌てて逃げてしまった。


小陽の裸だって見せて貰ってねぇし、こう言う所が余所余所しいんだよな・・・


でも、俺の世話焼いてくれている小陽に感謝はしないと。






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