ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
「桜が満開の時はきっとお花見スポットにもなっていましたね・・・」
「桜が散ってて良かった。満開なら予約なしで入れなかったよ」
拓真さんも葉桜となった並木を見てそう返した。
私達は仕事中だというのに、優雅にランチコースを愉しむ。
「伊集院家の令嬢の口に合うか?」
拓真さんは私に気を遣い、この店をチェイスした。
「仕事中だから、アルコールは飲めないけど、日を改めて、お前の歓迎会をしてやるよ。今度はホテルのディナーでいいか?」
「歓迎会なんて結構です。私は新卒ではなく中途採用ですから」
私は拓真さんの提案を断る。
「私を他の秘書と同じように扱って下さい。伊集院家の令嬢は抜きで」
「桜が散ってて良かった。満開なら予約なしで入れなかったよ」
拓真さんも葉桜となった並木を見てそう返した。
私達は仕事中だというのに、優雅にランチコースを愉しむ。
「伊集院家の令嬢の口に合うか?」
拓真さんは私に気を遣い、この店をチェイスした。
「仕事中だから、アルコールは飲めないけど、日を改めて、お前の歓迎会をしてやるよ。今度はホテルのディナーでいいか?」
「歓迎会なんて結構です。私は新卒ではなく中途採用ですから」
私は拓真さんの提案を断る。
「私を他の秘書と同じように扱って下さい。伊集院家の令嬢は抜きで」