ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
「そろそろ行きましょうか?」
「あ、うん」
柾貴君の一声で、私は氷で薄まった残り僅かなコーヒーを一気にストローで吸い上げた。
「そんなに慌てなくてもいいのに」
スターカフェを出て少しだけ舗道を歩き、地下鉄に続く階段を下りてゆく。
「小陽さんは感じませんか?」
「何を?」
「人の視線ですよ」
「あ・・・」
人の視線を常に感じている。
大人しくしていても私は目立つらしい。
「小陽さんは華がある人だから・・・」
「華があっても…今は人妻だし」
「拓真さんのブログやインスタ見てますよ」
柾貴君も拓真さんのブログやインスタを見ていると思うと凄く恥ずかしくなった。
「柾貴君からひと言言って下さい。拓真さんにブログやインスタを止めるように」
「俺から拓真さんに指図は出来ませんよ」
お喋りしながら階段を下りていると突然足許を滑らせた。
柾貴君が咄嗟に手を伸ばし、腰元を掴んだ。
「大丈夫?小陽さん」
「あ、ありがとう」
「あ、うん」
柾貴君の一声で、私は氷で薄まった残り僅かなコーヒーを一気にストローで吸い上げた。
「そんなに慌てなくてもいいのに」
スターカフェを出て少しだけ舗道を歩き、地下鉄に続く階段を下りてゆく。
「小陽さんは感じませんか?」
「何を?」
「人の視線ですよ」
「あ・・・」
人の視線を常に感じている。
大人しくしていても私は目立つらしい。
「小陽さんは華がある人だから・・・」
「華があっても…今は人妻だし」
「拓真さんのブログやインスタ見てますよ」
柾貴君も拓真さんのブログやインスタを見ていると思うと凄く恥ずかしくなった。
「柾貴君からひと言言って下さい。拓真さんにブログやインスタを止めるように」
「俺から拓真さんに指図は出来ませんよ」
お喋りしながら階段を下りていると突然足許を滑らせた。
柾貴君が咄嗟に手を伸ばし、腰元を掴んだ。
「大丈夫?小陽さん」
「あ、ありがとう」