ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
コンビ二は横断歩道を渡り、駅まで歩く道筋に一軒だけ飲食店の立ち並んだ場所にあった。

「全部、持ちますよ」

精算は元総理に任せて、荷物持ちは俺が率先して持った。


「すまない」

元総理はビジネスの上では厳しい人だが、プライベートは気さくで人情味溢れた優しい人。

小陽が絡むとどうなるかは不明だが。

小陽の溺愛は有名だから。

「小陽の様子はどうだった?」

「どうって・・・」

「副社長秘書は務まりそうか?」

「まだ、1日目ですし、まぁ、議員秘書よりは激務ではないと思います」

親父には小陽に気を遣えと釘刺されてるし、こき使うワケにはいかない。




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