ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
「ついでだが・・・拓真。この時期になると赤いバラの花束が墓に手向けられている.未だにその相手が誰かわからないんだ。もし、樋口家の墓にバラの花束を持った方に遭遇したら、一言俺に代わって礼を言って欲しい」


「別にいいけど・・・礼を言うだけでいいんだな」

「頼む」


赤いバラの花束を手向ける相手か。
男性しては気障な雰囲気だし、女性である可能性の方が高いな。

俺は親父の頼みを承諾した。

壱真が眠る樋口家の墓。

俺も一度足を運びたいと思っていた。


「戻ったぞ。小陽。俺の居ない間何かあったか?」


「いいえ、何も・・・」


副社長室に戻って、小陽に親父から頼まれた墓参りの話をした。


「私は朝からパーティの料理に仕込みがあるのでご一緒できませんが、部屋で拓真さんの帰宅を待っています」

「ゴメンな。クリスマスプレゼントはちゃんと買ってあるから期待してくれ」

「私のプレゼントも楽しみに待っていて下さい」





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