ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
「濱部社長、本気で6月に結婚披露宴行うおつもりですか?」

「敦司さん、結婚を延期しても二人の結婚は覆えらないですよ」

「私は別に…」

「往生際が悪いです。観念してください」

「だからって・・・私の都合も考えてくれ。1ヵ月なんて・・・準備期間が短すぎる!」


「そこは柊さんが何とか調整してくれるわよ。ねぇ~柊さん」

「奥様の仰る通りです。この逆境にこそ、この俺の能力が発揮されます。敦司様、奥様、この柊にお任せください」


柊さんの銀色の眼鏡のフレームが光る。



「栗原・・・お前も…頑張ってくれ」


「はい、社長」


渋い顔のお父様を放置して、話は具体的に進行していった。


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