ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
私達の結婚は承諾したと言うコトは・・・拓真さんってお父様の眼鏡に適った相手?


「では、具体的な結婚までのスケジュールを組みましょうか?」

「そ、そうだな・・・濱部社長」
互いに頷き合うと

互いの後ろに控えていた秘書の栗原さんと柊さんがシステム手帳を開いた。

お父様の秘書の柊倭人(ヒイラギヤマト)さんは総理時代から総理秘書官を務めていた。元は民間のコンサル会社の方。
奥様は左京副警視総監の妹・結愛さん。


「まずは結納からですか?」


「結納か・・・」
濱部社長とお父様は顎に指を掛けて考え込む。


「出来れば、6月に挙式披露宴はしたいわね。6月の花嫁って幸せになれるジンクスあるから」


「私も同感です」


お母様と純名さんは相槌を打ち合った。

「6月って…来月だぞ!!陽那」


「6月の大安吉日を調べた所、第三日曜日と第二土曜日ですね。敦司様」


「・・・第二土曜日だと丁度1ヵ月か・・・」


「6月ですか…では結納は行わず、そのまま結婚披露宴を行いましょう」


濱部社長はお母様達の意見に賛成した。






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