お嬢様と7人の男子
そんな時に君に何度か救われたよ
私の願いを叶えてくれた
感謝でいっぱいです
約束覚えてる?ちゃんと、私の変わりに幸せにして
あげて
最後に、お母さんに言っといてくれるかな
迷惑ばかりかけてごめんね、最後までありがとう
こんな貧弱な娘を最後まで育ててくれて
ありがとうって
お願いね!
天国で見守ってます
私の分まで長生きして
さようなら
・
・
・
前田くんは彼女の手紙を最後まで読み切った
いつの間にか、涙が溢れていた
グズりと鼻をすすった
そして、彼女から受け取った手紙の中にまだ何か
が残っていた
その中には砂が入ったビンだった
「これは…」
「それは海の砂よ…あの子が大切にしてたものだと思うわ」
きっとあの時、海に行った砂だ
「これ……大切にします」
「そうして、あの子も喜ぶわ」
「娘さんが手紙でこう言っていましたよ。迷惑ばかりかけてごめんね、最後までありがとう。こんな貧弱な娘を最後まで育ててくれて」
「あの子が…そんなことを?」
「はい」
彼女の母は今まで我慢してきたのか声を上げ泣いていた
私の願いを叶えてくれた
感謝でいっぱいです
約束覚えてる?ちゃんと、私の変わりに幸せにして
あげて
最後に、お母さんに言っといてくれるかな
迷惑ばかりかけてごめんね、最後までありがとう
こんな貧弱な娘を最後まで育ててくれて
ありがとうって
お願いね!
天国で見守ってます
私の分まで長生きして
さようなら
・
・
・
前田くんは彼女の手紙を最後まで読み切った
いつの間にか、涙が溢れていた
グズりと鼻をすすった
そして、彼女から受け取った手紙の中にまだ何か
が残っていた
その中には砂が入ったビンだった
「これは…」
「それは海の砂よ…あの子が大切にしてたものだと思うわ」
きっとあの時、海に行った砂だ
「これ……大切にします」
「そうして、あの子も喜ぶわ」
「娘さんが手紙でこう言っていましたよ。迷惑ばかりかけてごめんね、最後までありがとう。こんな貧弱な娘を最後まで育ててくれて」
「あの子が…そんなことを?」
「はい」
彼女の母は今まで我慢してきたのか声を上げ泣いていた