お嬢様と7人の男子
病院に戻ってきたりりか達はひっそりと二人の会話を聞いていた


「こんな終わり方でいいのかな…ねぇなんとか出来ないの?こんなんじゃ2人が可哀想」


「俺達には何も出来ないよ、何か出来たとしてもそれは余計なことになるよ」


「でも…」


「余計に辛くなるよ、今でも限界なんだから」


「そんな…」

「二人っきりにしよう、俺らがいても邪魔だけ」


「分かった」


こういう時になにも出来ない私は一体なんだろうか


要は私を変えてくれた恩人なのに


何も恩返し出来てない


長年辛い思いしてたのに


見てるだけじゃ辛いよ


< 240 / 259 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop