お嬢様と7人の男子
「デタラメなんかじゃない、DNA鑑定もしてるんだ」
要は紙を取り出し愛梨に見せた
「……じゃあどうすればいいのよ。今更こんなこと言われたって」
「俺らがいくら好きだとしても結ばれることなんてできないんだ」
「そう、そうなのね」
「……ごめん」
「なんで謝るの?要は悪くないのよ」
「…うん」
「これだけ聞かせて、要は私の事好きだった?」
「好きだよ、ずっと忘れたことなんてなかった」
「本当のこと聞けてよかった。私もだよ」
寂しげに笑った
要はもう我慢できなかった
愛梨を抱きしめた
「あいり…ありがとう」
「うん、」