鴉 ーLAYー




「レンに言われて調べてみたんですが………」




『どうした、貴一』




「………何も、何も出て来ませんでした」




『そうだと思った〜』




呑気な声が室内に響いた




『は!?お前!隼人!目覚めてんのか!?』




『ま〜ね〜。全身痛すぎ〜。俺不死身〜』




「大丈夫ですか?」




『大丈夫に見えんの?貴一君、さいて〜い』




……人が心配しているのに







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