大好きなきみへ、あの約束をもう一度
『傍にいるよ、湊』
早織……うん、心強いよ。
私の、心から大好きな親友。
「ありがとう」
そう言ってくれた早織に、私は頷いた。
そして、みんなの顔を見渡すと、一つ深呼吸をして、静かに口を開いた。
「私には、死んだはずの早織が見える」
それに、みんなが息を呑んだのが分かった。
「え、どういうことだ?」
「言葉のまんま……今までも、現に今も、ここに早織がいるんだ。私は、その早織と話してたの」
って言っても……みんなには見えない。
私だけの……幻……。
「私、早織が死んだ日に、心が壊れちゃったの。ご飯も食べられなくて、入院してたんだ」
「湊ちゃん……そんな過去があったんだね」
何故か、そう言ってくれた文子の方が泣きそう。
それほど、私のことを考えてくれたのが……嬉しい。
「うん……。あの日、私が早織を助けられなかったことが、本当に……っ」
あぁ……今にも泣き叫んでしまいそうになる。
ぼやけた視界に、私はなんとか気持ちを落ち着けようとした。
「本当に、辛かったのっ……」
「湊……きみが見ている早織ちゃんは……」
尚先輩の言う言葉の中に込められた意味が分かって、私は自嘲的な笑みを浮かべる。