大好きなきみへ、あの約束をもう一度



『もう、湊も分かってるはずだよ』


「それは……」



みんなが、私のことを知っても、もう変な目で見たりしない、受け止めてくれるって分かってる。


それを、早織は言いたいんだ。



「やぁ、湊、また早織ちゃんと話してるのかな?」




すると、軽く手を上げて尚先輩と文子も私たちの所へやってきた。




「早織さん?それって、湊ちゃんの亡くなった親友の……。その早織さんと話してるって、どういう事ですか?」


「あれ、2人には話してない?」



確認してくる尚先輩に、私はぎこちなく笑みを浮かべる。


文子が驚くのは当たり前だ。

尚先輩の言うとおり、2人にはまだ話してない最後の秘密だから。



「…………」


「おい湊、大丈夫か?無理に話さなくても……」



気になってるって、顔してるのに……。

なのに、海斗はそう言ってくれるんだ。

それに、やっと気持ちが決まった。



「まだ、みんなに話してないことがあるの」



意を決して、私はみんなを振り返る。

もう、何も恐れない。

みんなのことを、心から信じてるから。



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