エリート外科医の一途な求愛
撮影二日目。
大学で講義風景の撮影を終えお昼を済ませた後、私たちはゾロゾロと附属病院に移動した。
今日、各務先生にオペの予定はなく、白衣の下は白いシャツにネクタイ姿だ。
ブルーのユニフォームの時は、心臓外科手術のプロフェッショナルという感じだけど、今日のようなスタイルだと、研究者っぽくて知的な印象になる。
昨日と今日では、また雰囲気が違う。
そのギャップは、映像にしても視聴者に受けるんだろう。
特に女性視聴者に。
そんな私の思考を肯定するかのように、高瀬さんは二日目にしてとても満足気だ。
先に訪れたICUでは、昨日自らが執刀した患者さんを中心に、心臓オペ後の全患者さんの経過記録に丁寧に目を通し、各務先生はケアに就くナースに指示を出した。
もちろんみんな、彼の指示に真剣なまなざしで応えていた。
その足で四階の循環器病棟に向かう。
東と西に分けて西側の4B病棟では、エレベーターを降りて数歩歩いただけで、各務先生は患者さんに囲まれた。
術後の周術期管理をしている病棟だ。
各務先生のオペを受けた患者さんも、もちろんいる。
歩行器を使って歩く中高年の女性や、ご家族に車椅子を押してもらっているおばあさん等々。
みんながみんな、『各務先生、各務先生!』と、その手を取ろうと集まってくる。
まるで、神が降臨したかのような騒ぎだ。
大学で講義風景の撮影を終えお昼を済ませた後、私たちはゾロゾロと附属病院に移動した。
今日、各務先生にオペの予定はなく、白衣の下は白いシャツにネクタイ姿だ。
ブルーのユニフォームの時は、心臓外科手術のプロフェッショナルという感じだけど、今日のようなスタイルだと、研究者っぽくて知的な印象になる。
昨日と今日では、また雰囲気が違う。
そのギャップは、映像にしても視聴者に受けるんだろう。
特に女性視聴者に。
そんな私の思考を肯定するかのように、高瀬さんは二日目にしてとても満足気だ。
先に訪れたICUでは、昨日自らが執刀した患者さんを中心に、心臓オペ後の全患者さんの経過記録に丁寧に目を通し、各務先生はケアに就くナースに指示を出した。
もちろんみんな、彼の指示に真剣なまなざしで応えていた。
その足で四階の循環器病棟に向かう。
東と西に分けて西側の4B病棟では、エレベーターを降りて数歩歩いただけで、各務先生は患者さんに囲まれた。
術後の周術期管理をしている病棟だ。
各務先生のオペを受けた患者さんも、もちろんいる。
歩行器を使って歩く中高年の女性や、ご家族に車椅子を押してもらっているおばあさん等々。
みんながみんな、『各務先生、各務先生!』と、その手を取ろうと集まってくる。
まるで、神が降臨したかのような騒ぎだ。