シークレット
「乾杯ー!」
そう言って三人でグラスを合わせて食事に手をつける。
「そうだ、昼間言ってた件ってだいぶ大きなことだよね?」
「あぁまぁそうだな」
「じゃあほんとにそっちが結構な痛手負うかも」
「まだ決定事項じゃないけどね」
そう言うと、そうか、と秦野が頭を抱える。
昼間、仕事に戻ってから上司に言われたのは、秦野の言っていた仕様変更とそれに関して人事異動があるということだけだった。
何で今の時期なのかはいささか不思議だが、状況的に今まで放っていたしわ寄せが来たのだろう。
「まぁ何が起こるか予想もつかないけどね」