3年分の甘い時間



それから数時間。



「あぁ、岡部さん!しっかり!」


「課長〜!本当にごめんなさい!」


私はうまく1人で立って歩けないくらいに酔っていた。課長は優しいから、こんな私を見捨てなかった。

社員も私を見てから、課長を哀れみの目で見ていた。社員に向かって「責任を持って送り届けますよ」と、私の右腕を課長の肩に回し歩き始めた。


「さて、帰りますよ。岡部さん」


と、甘く耳元で囁いたように・・・思えた。



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