【完】強引なイケメンに、なぜか独り占めされています。
「関わりたくないけど……でもアイツが……っ、」
「桐生くんがなに?気になるんでしょ?」
私が桐生秋十を、あのいじめっ子を、絶対君主の大魔王を………?
ーーーー“だったら、そうやって俺のことばっかり考えて困ってれば?”
アイツの声が耳元で再生される。
なんで私がこんなに困らなきゃいけないの!
これじゃアイツの思う壺じゃない!
ぶんぶんぶん!と首を高速で横に振る。
「冗談じゃない!私は素敵な彼氏をつくる……あんなヤツのことで私の目標が絶たれてたまるかって……」
「はいはい。でもね、ニーナ?」
ひーちゃんはちょっぴり真剣な顔をして私に言ったんだ。
「恋の相手は選べないよ。どんなに嫌いだって思ってても、気づいたらもう、恋におちてるんだから……」