Spice‼︎
「風間くんは私と逢って…
社長の座を失ったの。

その代わりに桐原部長が社長の座を掴みかけてる。

だから私を使って風間くんと社長の間に確執が出来る様に桐原部長が仕組んだんじゃないかって気がして…」

ヒロは何も言わずに梨花を抱きしめた。

「傷ついたんだな。

梨花…もうそんな男やめちゃえよ。」

そういって梨花にキスをする。

「それにあの人には、奥さんも居るんだろ?」

「そうだよね。」

「別れるって言っても騙されるな。」

「うん。」

ヒロはもう一度梨花の胸に舌を落とす。

舌先で刺激されると身体の奥が疼いた。

「ヒロくん…触って…」

ヒロの指を絡めて欲しい場所へ誘う。

「梨花…俺たちずっと一緒に居ような。」

「うん…ヒロくんがいればもう何にもいらないよ。」

そしてヒロに身体を委ねる。

その間はヒロの事しか考えられなくなった。

その時、梨花の部屋のベルが鳴った。

ヒロと梨花の動きが止まる。

「どっちだと思う?」

ヒロが梨花の耳元で囁く。

「…。」

答えない梨花の腰を掴み、
ヒロがまたゆっくりと動くと梨花は堪らず声を出した。

「梨花のエッチな声…外に聞こえるよ。」

ヒロがそう言ってサディスティックに梨花を攻める。

ヒロの動きとは裏腹に
梨花は外に聞こえない様に声を押し殺した。

< 139 / 265 >

この作品をシェア

pagetop