涙の駆ける空














「あ〜美味しかったねぇ!」



深奈はクシャッとしたでも、美しい笑顔で笑った。



「美味かったし、楽しかったな!」



男子たちも盛り上がってる…。


でも、やっぱり帰るのいやだ…な。
帰ったら絶対怒られるような気がして。


「綾瀬?どうしたんだ?やっぱり親か?」


男子の中の1人、新川 康祐だ。
新川くんはとてもカッコイイし、モテる。
ちょっと不良っぽい所もあるけど、やさしいしモテる理由もよく分かる。


私は小さく頷いた。



「よし、分かった。俺家までついて行くわ」



「新川くん!そこまでしなくても良くない?」


深奈が口を挟んだ。



「深奈が言う通りだよ。いいよ!帰れるし!」



< 37 / 63 >

この作品をシェア

pagetop